ケースレポート① 急性腰痛

ケースレポート 急性腰痛(急性後弯変形)①

ある日突然、激しい痛みに襲われるぎっくり腰

椅子から立ち上がった際に激痛が走り、腰が伸びなくなった方のケースレポートです。

30代男性 痛みは腰のウエストラインにあり、立ち上がりの動作、真っすぐ立っていること、歩行をしていると痛みが強くなります。歩行は普段なら5分で歩けたところが20分ほどかかったそうです。痛みの度合いは、最大の痛みを10点満点とすると9点とかなり痛みが強いです。前かがみに腰を曲げていると少し症状が落ちつきますが他に楽になる姿勢などはありません。過去に一度腰痛を経験していますが、今回のような激しい痛みは初めてです。腰椎は通常の前弯(おなかの方にくの字を書いてカーブしています)がなくなり、逆に後弯(背中の方にくの字のカーブ)しています。可動域は、伸ばす方向に重度の制限があります。

マッケンジー法での評価の結果は・・・

短期間でよくなる「急性後弯変形」と判断をしました。当院は、「短期間でよくなるタイプ」なのか「時間をかけてよくなるタイプ」なのかを数回の評価で判断をして施術を行います。
後弯変形がある場合は、時間をかけて腰を伸ばしていきます。

この時間をかけることがポイントになります!!

①まずはうつぶせに寝てもらいます。


②少しずつベッドの角度をつけていきます。


➂時間をかけて後弯変形を戻します。


※後弯変形がすべてが早く良くなるタイプではありませんので注意が必要です。

その後は、腰が伸ばせる状態に戻ったことを確認して、自宅で行うエクササイズ方法を指導いしました。症状をよくするために、一時的に腰を曲げることは控えてもらいました。座る際や動作の際にとる姿勢のアドバイスもさせていただきました。

再評価

2回目の評価では、腰もしっかりと伸びていて、痛みは最大の痛みを10点満点とすると4点(初回9点)に軽減していました。腰の動きも良くなっていることを確認できたので、引き続き同じ施術方法を行いました。

4回目の評価では、痛みは最大の痛みを10点満点とすると1点。ほとんど問題なくなりましたので、1週間ほど間隔をあけて様子を見て痛みがなければ次回で終了と約束をしました。

5回目の評価(痛めてから12日目)で、痛みは最大の痛みが10点満点とすると0点。腰を曲げても痛くないことを確認して、今後の予防方法をお伝えして施術は終了となりました。

まとめ

今回は、急性腰痛であり後弯変形のある症状に対する施術の流れをお伝えいたしました。
急性腰痛にも色々なタイプがあります。どのような姿勢や動きで改善するのか?動かさずに安静にしたほうが良いのか?などタイプに合わせて当院は施術方針を決めています。腰痛ガイドラインにも急性腰痛に対しては、安静よりも活動性維持のほうが、痛みの軽減と身体機能回復によいとされています。活動性を維持をするさいも、痛みや動きが軽くなることをマネジメントに採用することが有効であると当院は考えています。早期回復には、正しい情報で不安感や怖さを取っていくことが重要となります。痛みをとるだけではなく、再発の予防を行いながら、早期回復に導くマッケンジー法を当院は採用しています。
急性腰痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。